大阪府高槻市の地価と中古物件購入の注意点

大阪府高槻市は、大阪市と京都市のちょうど中間地点に位置しすることから、両市のベッドタウンとして人気が高い中核市です。人口は約35万人であり、多くの山林や農地を市街化調整区域に指定し、開発を制限している特徴を持ちます。なお、2017年に発表された公示地価は55.5万円であり、大阪市の西成区や大正区などとほぼ同じ水準となっています。詳細を確認すると、高槻市のうち、高槻駅や摂津富田駅など、近年再開発が進められてきた駅周辺ではマンションの建設が積極的に進められた経緯もあり、人口が増え、地価も上昇傾向にあります。一方で、駅から少し離れた郊外や旧住宅地などでは地価も下落傾向にあります。人口減少の動きも見られるため、比較的手頃な価格にて中古物件の購入を狙うことが可能です。

高槻市では、購入資金1000万~2000万程度でファミリー向けの中古物件を手にすることができます。人気を集めるマンション物件においても、子ども1人~2人程度のファミリー世帯から人気の2LDKや3LDKで(どっちが売れやすい?人気の中古マンションは2LDK?それとも3LDK?)、2000万程度の予算で購入することが十分に可能です。ただし、注意しなければならないのは物件の築年数です。高槻市では1970年代から住宅地の建設ラッシュが起きていますから、古い物件も少なくありません。できるだけ、1980年代半ば以降の物件を選ぶことで、耐震性の不安を軽減することができます。

また、中古物件を購入する場合には、瑕疵担保責任という規約を売買契約書で細かく確認する必要があります。そもそも瑕疵担保責任とは住宅に欠陥があった場合に、売主に責任をとってもらうための民法上のルールです。引越しから一定期間の間に住宅の欠陥によって損害が生じた場合、購入者は損害賠償請求を行うことができます。しかし、この瑕疵担保責任は規約次第で責任を問えなくなる可能性があります。例えば、瑕疵担保責任を免除するという規約があったり、瑕疵担保責任を追及できる期間が短く設定されている場合です。契約を締結する前に、この点をしっかり確認しておかなければ被害を受けてしまうだけになってしまいます。高槻市で購入する物件が一戸建て住宅であろうが、マンションであろうがこの点はしっかりチェックしておきましょう。

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