大阪府豊中市の地価について

関西地方に住むのであれば、多くの場合、西日本最大の都市である大阪市、あるいは京都市や神戸市への交通アクセスを考慮しなければなりません。これらの大都市には企業や商業施設などが集中していることから、移動を頻繁にしなければならないケースが多いからです。そして、大阪市より北のいわゆる北摂地域は、大阪市に加えて京都市にも神戸市にもアクセスしやすいということから、人気が高いエリアです。しかも、治安の良さや自然の多さ、教育熱心といった特徴があり、富裕層から人気が高いイメージがあります。ちなみに、北摂エリアには、豊中市・吹田市・池田市・箕面市・茨木市・高槻市・摂津市の7つの市があります。中でも、大阪市に隣接している豊中市や吹田市は北摂エリアの中でも人気が非常に高い地域として知られています。豊中市の場合は、大阪大学のキャンパスや伊丹空港が市内にあることも、地価を上げる1つの要因とも言えるでしょう。

では、ここからは豊中市の公示地価についての情報をお伝えします。最新の2017年に発表されている豊中市の公示地価は、坪単価で74万3千円、平米単価で22万5千円となっており、前年比で約0.9%の上昇となっています。ちなみに、府内では第1位の大阪市、第2位の吹田市についで第3位にランクインしており、人気の高さをうかがうことができます。

さて、市内の詳細な地価データをチェックしておきましょう。市内で最も地価が高いエリアは、千里中央駅や緑地公園駅の周辺となっています。これらの駅周辺では、従来から計画的な宅地開発が進められてきた経緯があるため、居住地として申し分のない環境が整っています。商業施設も整っており、自然が豊富で落ち着いた住環境にあるため、子育て世代などから人気を集めています。また、千里中央駅は大阪市内の主要なエリアへ乗り換えなしで移動することができ、交通の利便性にも非常に優れています。この2駅以外にも、豊中駅も梅田への移動が20分以内と非常に便利であり、なおかつ、京都駅や神戸三ノ宮駅へも1時間以内で移動することが可能です。交通面で非常に便利な駅ということで、市内でも人気の高いエリアとなっています。一方で、大阪空港駅や庄内駅の周辺エリアは、豊中市内の中では比較的不動産の購入が行いやすいエリアです。

なお、地価は駅からの所要時間が徒歩10分以内であるか、それ以上であるかで大きく差が生じる場合が少なくありません。人気の千里中央駅や緑地公園、豊中駅の周辺であったとしても、徒歩15分~20分程度のエリアにはお手頃な物件も見られます。

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