安定した高めの地価がある大阪の堺市

堺市は大阪の中でも古くから商工業の中心として栄えてきたことが特徴であり、ビジネスの地域としても住宅地としても人気が根強くなっています。他の地域へのアクセス性の点で劣るという影響もあって大阪市内に比べると地価は低くなっていますが、依然として着実に地価が高くなってきているエリアです。ほぼ横ばいになっているという解釈をする事もできる程度の微増の傾向がありますが、もともと高めの地価であることを考慮すると大阪市内でも安定して高い地価を維持している地域と言うことができます。堺市は区に分けられていますが、その区ごとに大きく異なる傾向があるわけではありません。北区や堺区はやや高めであるのに対して美原区や南区はやや低めという傾向こそあるものの、全体として土地の価値が高いエリアです。

もし堺市に土地や建物を手に入れてしまって使う用途がないというときには売却を速やかに考えるのが賢明でしょう。土地の場合には大きな値上がりは期待することができず、固定資産税を毎年払うことを考えるとそれに見合った地価の上昇を期待することは難しいからです。一方、建物がある場合にはその老朽化による売買価格の低下が懸念されるだけでなく、老朽化が著しくなると売れないリスクすら生まれます。早期に査定を受けて仲介を依頼し、買い手を探した方が資産を目減りさせないで済むのです。

査定を受けるときには不動産の2つの査定方法「簡易査定」と「訪問査定」について理解しておくことが大切です。書面的な情報から査定を行うのが簡易査定であり、大まかな相場がどの程度かを算出してもらうことができます。住所や土地面積などの基本的な情報しか加味していないため、周辺の環境や土地の状態などについては考慮されていません。より実勢価格に近くなるのが訪問査定であり、書面情報に加えて現地での調査を行った上で査定価格を算出します。この査定を受けると公示価格から大きな開きが生じることが多く、立地によってプラス査定になることもマイナス査定になることもあります。それらが相殺されて最終的には公示価格程度になるということもありますが、現況を反映していることから実勢価格に近く、売り出すときの価格を決めるのには最も参考になる価格として利用可能です。

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