日本経済の中心地の一つとして台頭していることで知られる大阪の中でも、中央区は最も地価が高いことで有名です。大手企業がオフィスビルを抱えている地域でもあり、その企業の分野も多岐に渡っています。必然的にオフィスビルの周囲にはそのビジネスパーソンを標的にした商業施設の展開も起こっているため、大都会のイメージを呈する地区ができあがっているのです。このような状況があることから必然的に土地の需要が高く、狭小地であっても高額で取引されているのが中央区の特徴です。地価が他の地区に比べても桁違いに高く、大阪でも筆頭になっています。

大阪の一等地に不動産を手に入れたいというときには中央区が候補になりますが、売買を行う際には注意しなければならない点があります。多くのケースでは法人が土地や建物を所有していて、買い手も法人ということがよくあるのがこの地区です。個人で売買を行うこともできますが、相手が法人であることも考慮しておく必要があり、逆の法人の場合には個人が相手になる可能性もあることを念頭に置いておくことが肝心です。あなたは大丈夫？不動産売却で売主が負担する「瑕疵担保責任」と「無過失責任」という形で、売買を行ったときには瑕疵担保責任や無過失責任が問題になることはよくあります。古くから大阪の中心地であった中央区では古い建物で瑕疵がある場合や、歴史があるからこそいわくつきになっている土地という場合もあります。それを適切に情報開示して売らなければ責任を問われることになりかねません。買う側としてはそれがトラブルにならないように疑ってかかる必要があるのです。

特に法人が中央区の土地や建物を売却するというケースでは経営に問題があって倒産に向かうような状況に陥っていることも珍しくありません。高く早く売らなければならないという状況では瑕疵の確認すらしている余裕がないこともあります。その際に責任を問われないようにするのに役立つのが不動産買取です。不動産買取では瑕疵担保責任や無過失責任を問わない形で買い取ってもらうことができます。買うときにも不動産買取業者から直接購入するという形を取ると瑕疵があってもその業者が責任を取ってくれるので、売り手が倒産して責任を問えなくなってしまうリスクもありません。