公示価格から外れやすい大阪の地価

どの地域でも公示価格が設定されていて、およその土地の価格として目安にすることができます。平均的な場合にはこの程度の価格で取引されると考えられることに加え、特に複雑な計算をすることなくエリアごとにどの程度の地価かを理解できるのがメリットです。大阪で土地を購入したいというときにまず参考にすることも多く、比較的安い地域で買おうと考えることはよくあります。また、公示価格の推移について分析してみると地価が上昇している地域を選び出せるため、大阪で不動産投資をして土地の売買による利益を上げたいと考えている場合にも参考になるのは確かです。ただし、気をつけておく必要があるのが大阪の地価は公示価格から大きく外れることがよくあるという点であり、安易に公示価格を鵜呑みにしてしまわないことが大切です。

実勢価格は公示価格よりも高くなることもあれば低くなることもあります。狭小地や狭路に面している土地なども大阪には多く、実勢価格はかなり低くなる傾向があるのが事実です。逆に周辺のランドマークの影響から好立地になっていて実勢価格が非常に高いというケースもあります。土地の購入をするときには前者のようなやや不利な条件を満たすものを選ぶと値打ちが高い土地が手に入りますが、後者のような土地を望む場合には予定していたよりも大きな費用がかかってしまうことになりがちです。これから家族で暮らす土地や不動産投資に使用する物件を手に入れたいというときに、購入直前になって価格的に断念してしまうということもあります。

対策として夫婦などで共同出資をして購入することも可能です。地価が高すぎて自分一人では買えなかったけれど、妻の予算や親の支援を受ければ買えるという場合にはそれぞれがお金を出して共有名義で土地を購入することができます。ただ、この方法を取ろうと考えたときには、共有名義(共有持分)の不動産を売却する方法とは?という記事を読んでおくことが大切です。共有名義にしてしまうと持分がある人の全員の承諾がなければ売ることはできません。売却をしたいというときだけでなく、相続のときにも問題になりがちなので本当に必要な土地なのかをよく考えて共有名義にするかどうかを検討するようにするのが重要です。

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